さっそくアメリカのSIM・携帯電話を比較してみよう!

【追記】
H2OのSIMカードをauのiPhoneで使う際に、SIMロックの解除が必要なくなったようです!


アメリカで携帯電話を契約する方法では、
アメリカでSIM・携帯を利用する方法が様々ある中で、
日本から現地のプランを紹介している代理店を利用するのがベストだと書きました。

余計なマージンが含まれておらず、プランが魅力的である事、
また、日本人向けの特典が追加されている場合がある事などが理由でした。

以下では、そうしたプランを提供している代理店をいくつかリストアップしたので、
それを実際に契約する携帯電話会社を検討してみて下さい。
馴染みのない土地での生活となる分、
留学中や駐在などの長期滞在では単なる通信手段としてより、
危機管理や必需品としての携帯電話の必要性も大きくなるものです。

そこでこのページでは、料金の手軽さだけでなく、
サポート体制や手続きの簡単さといった観点から
アメリカのSIM・携帯電話会社を比較したランキングを作成しました!
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アメリカのSIM・携帯電話サービス ランキング

代理店 プラン 利便性 機種ラインナップ サポート 手続き
1位 H2O by KDDI Mobile
2位 HanaCell ×
3位 SoftBank―アメリカ放題 ×
4位 mobell × ×


料金プランをモデルケースで比較

こうした携帯電話の料金は、各社のプランがばらばらで比較しづらいものです。
そこで今回は以下のようなモデルケースを設定して、月々の料金を各社で比較していきます。
またプランの比較がしやすいように、1ドル100円として全プランをドル表示にしてあります。

モデルケース:21歳大学生、現地に1年間の交換留学の場合

 国内通話:20分/月
      アメリカ人はLINEを使わないので、国内通話は頻繁に行います
 国際通話:実家の両親とはLINEで通話できるので、国際通話は不要でしょう
データ通信:6GB/月
      動画などはWi-Fi環境で視聴できる一方、地図アプリなどの使用頻度は
      増えてしまいます。

1位. H2O by KDDI Mobile

logo
ウェブサイト:http://usa-keitai.com/

auでお馴染みのKDDIという通信会社が
アメリカのH2O WIRELESSと提携して提供するサービスです。

そのため、全てのプランでアメリカ国内発着信と
日本固定電話との国際発着信がかけ放題です。

その上、各プランとも他社の同じデータ通信量のプランと比較しても
非常に安い月額で利用することができます。
SIMカードのみの契約もできるので、
SIMフリー携帯を持っていれば初期費用を大幅に抑えられます。

アメリカで使う携帯電話やSIMについて悩んでいる方はKDDIで間違いないかと思います。

■プラン:◎

モデルケースの場合:月額60ドルプラン
国際通話:日本の固定電話へはかけ放題
国内通話:かけ放題
データ通信:6GBまで4G/LTEで利用可能

上記は通常プランですが、2017年3月31日までは
データ増量キャンペーンを実施しているということで、
最低の月額30ドルプランでも3G、月額60ドルプランなら12Gまで高速通信が利用でき、
プランの価格だけ比較しても圧倒的に魅力的です。

■ 利便性:◯

アメリカの大手通信会社AT&Tのネットワークを使用しているので、
回線安定性は高いようです。

■ 機種ラインナップ:◎

【追記】

H2OのSIMカードをauのiPhoneで使う際に、SIMロックの解除が必要なくなったようです!

SIMフリーのiPhone6Xperiaのハイスペック端末を選択でき、
日本で使っている端末に使用感が劣ることは無いでしょう。
SIMカードのみの契約もできるので、
日本で使っているスマホをSIMロック解除すれば、
そのままアメリカでも日本と変わらない生活ができそうですね。
 

■ サポート:◎

渡米後にアメリカでも日本語でサポートを受ける事ができます。
故障の場合も、アメリカの事務所から滞在先に端末やSIMカードを配送してくれます。

また、自宅への配送日を指定できるサービスがあることなど、
利用者に対する細かい配慮も日本人向けと言えます。

■ 手続き:△

KDDIについて一点だけデメリットがあるとすれば、コストを削減のためなのか、
申し込みはFAXか郵送で行う必要があるということです。

とはいえ、FAXはコンビニに行けば使うことはできますので、
その後のアメリカでの長期滞在を考えればプランの優位性からみて
非常にお勧めであることに変わりはありません。

2位. HanaCell

hanacell
ウェブサイト:https://www.hanacell.com/

HanaCellの特長は、最安プランとして月額9.99ドルの格安プランの用意があることです。

他の代理店を見ても、この価格でSMS・通話・データ通信を行える
プランを用意しているところはありません。

ただし、このプランの場合はSMSをメインで使う方を対象としているようで、
SMSは使い放題ですが、アメリカ国内発着信が約30円/分、データ通信が約30ドル/MBの従量課金です。

そのため、SMSしか利用しないと思っていても、
海外滞在につきものの急なアクシデントで思わぬ高額の請求がくることも考えられます。

また、日常的に通話やデータ通信の利用をしたい場合には、
他の代理店からより安くてより高速通信の容量が大きいプランが
紹介されていますので、そちらを利用するのがよいかと思います。

■ プラン:△

モデルケースの場合:月額79ドルプラン
国際通話:0.5ドル/分
国内通話:かけ放題
データ通信:7GBまで4G/LTEで利用可能

■ 利便性:◎

HanacellではT-mobileの回線を利用しています。
そのため、よほど山奥などのエリアでもない限り、回線の安定性に問題は無いと思われます。
また、Hanacellのメリットは日本滞在中もデータ通信を利用できる点です。
日本とアメリカの往復が多くなければあまりこのメリットを享受する機会は無いかもしれませんが、
留学や駐在中に頻繁に帰国する方は、いちいちWi-Fiを探す必要がないので便利でしょう。

■ 機種ラインナップ:×

①iPhone以外の端末では使えない
HanaCellのサイトでは、SIMロックを解除したとしてもiPhone以外の
多くの日系キャリア端末は2G速度でしか利用できないと記載されています。
この2G速度というのは、現在日本で利用している4G/LTE通信に
慣れている人にとっては、使用に際して苦痛を覚えるほど遅いものです。

HanaCellのサイトでは、iPhoneユーザー以外のために
BLUという端末が購入できるようになっていますが、
このBLUという端末もデータ容量が8GBしかない古い端末であることなどを考えると
使用感はかなり悪いでしょう。

■ サポート:◯

Hanacellでも日本語でのサポートを提供しています。
また、故障の場合に、滞在先に端末を配送してくれるサービスも利用できます。

■ 手続き:◯

手続きは全てWEB上で行う事ができるので簡単です。

上記のような点を考慮すると、
①SMSしか使わない人
②既にiPhoneを日本で利用している人で、通話やデータ通信を行わない人
③他に通話やデータ通信を行うための機器を別にもっており、最悪の場合のバックアップとしてどうしても必要な人
などは格安プランの恩恵を受ける事ができるので、利用を検討するとよいでしょう。

3位. SoftBank―アメリカ放題―

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ウェブサイト:http://www.softbank.jp/mobile/service/global/america-hodai/

アメリカ放題とはiPhone/iPadユーザー向けにSoftbankが提供する、
アメリカ滞在中に利用できるサービスです。

アメリカ放題を利用することで、現在日本でSoftbankと契約しているプランを
ほとんどそのままアメリカで利用することができます。

■ プラン:◯

モデルケースの場合:
通話定額基本料27ドル+WEB使用量3ドル+データ定額5GB50ドル=月々80ドル
国際通話:かけ放題
国内通話:かけ放題
データ通信:5GBまで4G/LTEで利用可能

■ 利便性:×

①回線がつながりにくい
アメリカ放題にはつながりにくい・利用できないという批判がかなりあります。

その理由は、まずspringという会社の回線の問題です。
日本にドコモ・au・Softbankという3つの通信会社があるように、
アメリカにはAT&T、T-Mobile、verizon、sprintという4つの通信会社があります。

このうちsprint社は電波が届く範囲が狭いことで有名です。
その会社の回線を利用しているうえ、
さらに、どうやらアメリカ放題自体の運用にも課題があるようで、
sprintの回線につながっているのになぜか利用できない、という話も聞きます。

緊急時の備えの意味もある通信手段としては、これは大きく懸念すべきことでしょう。

②携帯電話番号が+81から始まる日本ナンバーになってしまう
これは長期的にアメリカに滞在する人にとって実は深刻な問題です。

例えばUberなど電話番号登録必須のサービスに登録したり、
ネットで何かを購入したりする場合、当然携帯電話の番号を入力することになります。
多くの人が利用を考えているであろう無料Wi-Fiも
実は最初の登録の際にSMSで認証を行う必要があったりします。

このとき、+81から始まる電話番号はアメリカの普通の電話番号と桁数が違うので、
システムに入力できないことがあります。
結果として、こうしたサービスの利用やネットでの購入ができないという場合があります。
また、アメリカ放題でアメリカの電話番号と通話をする場合、
受信側は無料ですが発信側には国際通話料金が適用されます。

そのため、アメリカ人とも連絡を取る必要が増える長期滞在では、
相手方に負担を強いることになります。

■ 機種ラインナップ:△

アメリカ放題はiPhone/iPadを使っている人にしか適用されません
Androidユーザの方は残念ながらアメリカ放題は利用できないようです。
誤ってAndroidスマートフォンをアメリカで使用することの無いようにしましょう。

■ サポート:×

アメリカ放題では利用者への特別なサポート等はありません
したがって、アメリカでスマートフォンが故障してしまった場合などは悲惨です。

国際通話料金で日本のSoftbankに連絡を取り、SoftbankのSIMカード対応のiPhone/iPadを
わざわざ日本から送ってもらわなくてはなりません。

■ 手続き:◎

2017年1月現在ではサービス開始記念で、
サービス利用料無料・申し込み不要のキャンペーン中とのことです。
SoftBankユーザーは現在使っている
iPhone/iPadの設定を自分で変更するだけで、サービスが変更できます。
渡米前の準備でばたばたしそうな人には嬉しいキャンペーンですね。

上記のような点から、
①現在SoftbankでiPhone/iPadを契約している、
②アメリカ滞在が大都市に限られている、
③滞在期間が短期である、
等の条件に当てはまる人で上記デメリットに支障がない人は検討してもよいでしょう。

4位. mobell

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ウェブサイト:https://www.mobell.co.jp/

mobellは1989年にイギリスで設立された老舗です。
日本での支店も2000年という早い時期から運営されており、
信頼感のある企業といえるでしょう。

ただし、プランや機種などに関しては他社に遅れを取っていることが否めません。

アメリカ国内通話、日本宛通話ともに60円/分、
データ通信は2GBまで高速というプランが約60ドルもします。

■ プラン:×

モデルケースの場合:
月額60ドル+国内通話12ドル=月々72ドル
国際通話:0.6ドル/月
国内通話:0.66ドル/月
データ通信:2GBまで4G/LTEで利用可能

高速通信が2GBまでなので、かなり節約しながら使わなくてはいけません。

■ 利便性:◯

mobellでもHanacellと同様にT-mobileの回線を利用しています。
そのため、よほど山奥などのエリアでもない限り、回線の安定性に問題は無いと思われます。

■ 機種ラインナップ:×

mobellではHanaCellと同様に日系キャリアで購入した端末は
iPhoneしか4G/LTE対応端末として挙げられていません。

■ サポート:△

mobellでも日本語でのサポートを提供しています。
KDDIやHanacellとは異なり、アメリカへの配送には対応してくれないようです。

■ 手続き:◯

Hanacellと同じく、申し込み手続きはWEB上で行う事ができます。

こうした点から契約するメリットがあまり見つからない状態です。
どうしてもmobellに思い入れがある人以外はあまりお勧めできません